めっきり寒くなってまいりました。冬は耳も冷たくなりますね というわけで防寒も兼ねてヘッドフォンを買うことにしました。ま、時代はコードレスだよねってことでBT(ブルートゥース)ヘッドフォンの中から探すことにしたのですが、やっぱり街中でつけるのと、通勤でも使いたいのであまり仰々しくないものの中から選ぶことにします。 予算は一万円~2万円前後。やっぱりちょっといい音も楽しみたいならこの位の出費は覚悟したいもの。しかしこの手の製品は音もさることながら装着感が重要なポイントになります。金額的に上を見てもキリがないオーディオ機器ではありますが、自分にとっては大金なのでじっくり選びたいものです。
自分流(今回の)ヘッドフォンの選び方
趣味の世界な上、音の好みや用途にもよるので正解はないのですが、自分なりに抑えてたポイントは次の通り
- 音漏れが少ないこと・・・やはり電車内など公共の場での使用を考慮すると音漏れが少ない密閉型にこだわりました。
- 軽くて折りたためること・・・これも持ち運ぶ前提なので許容範囲内にあることです。特にBTもモデルは電源や通信ユニットが収まるため、通常のヘッドフォンより重くなります。
- 装着していて疲れにくい・・・当然なのですが意外と短時間の試着では気が付きにくいところもあるので慎重に判断しました。ちなみに装着感No.1はBOSEのQuietComfort 35 という機種でしたがややきゃしゃな印象だったのと予算オーバーのため購入見送りとなりました。
- 音はドンシャリ傾向なこと・・・ドンシャリとは高音や低温が強調された音のことですが、自分好みであることに加え、POPSやロック系を多く聞くことや屋外や騒がしいところで聞くこともあるので周りに負けないパワフルな音にしました。
- 上にも書いたように落ち着いたデザインであること。
- ペアリングや操作がやりやすいこと・・・最近はそうでもないかもしれませんがペアリングに時間がかかっていないかやボタン操作の行いやすさを確認しました。
そして視聴の結果出した結論がAKGのY50BBTという機種です。BTとはブルートゥースの略でBTを搭載していない有線オンリーのY50という機種もあります。
AKGというメーカー
ドイツ読みでアーカーゲーと発音し、ドイツ語のAkustische und Kino-Geräte Gesellschaftの頭文字を拾っていますが、オーストリアで設立された音響機器メーカーでレコーディングなどに使うヘッドフォンやイヤフォン、マイクロフォンなどの業務用音響機器に定評があります。
Y50BT開封
そんなこんなで我が家にやってきたY50BTをご紹介しましょう。
わかりやすくするために画像は少し明るめに色を変えています。操作は右側のハウジングについているので右手で行います。再生/停止以外は触った感じではわからないのですが、慣れると操作は問題ありません。電源の切入りでビープ音がするのでそのあたりは親切設計ですね。左側のハウジングにはUSBポートがあります。またバッテリーがなくなっても有線で使用は可能です。
ペアリングはスムーズでした。デバイス名をタップして接続するだけです。 接続するとビープ音が鳴ります。バッテリー残量やペアリング中のヘッドフォンアイコンも表示されます。
仕様は下のような感じです。
Bluetooth | バージョン3.0 |
---|---|
対応コーデック | SBC、AAC、apt-X |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
使用時間 | 音楽再生約20時間(充電3時間)※ |
ユニット | 40mm径ドライバー |
周波数特性 | 17Hz ~ 20kHz |
感度 | 105dB/mW(有線接続時) |
インピーダンス | 32Ω |
入力プラグ | φ3.5mmステレオミニプラグ(L型) |
ケーブル長 | 1.2m(ストレートケーブル) |
重量(ケーブル含まず) | 245g |
付属 | ヘッドホンケーブル、充電用USBケーブル、キャリングポーチ |
カラーバリエーションは有線モデルと比較して少ないです 黄色や赤色といったPOPなカラーはありませんのでご注意を
一応仕様を載せましたが自分はさほど細かい数字は気にしていません。重さ、音、操作のしやすさなどのチェックで十分です。コードレスの場合は再生、充電時間も気にしたほうがいいかな?
さらに細かいところを気にするならインピーダンスでしょうかね。インピーダンスとは文字通り抵抗なのですが、これが大きいと音量が上がりにくかったりしますがこのY50BTは問題ありません。
その他の情報はAKGの公式サイトをご覧ください
http://akg.harman-japan.co.jp/product.php?id=y50bt
音の傾向や装着感レビュー
音については感覚もありますし、再生するソースなどによっても異なりますので参考までにという感じです。自分はiPhone6Sでイコライザーはラテンに設定しています。音は上にも書いたようにドンシャリ傾向で特に低音の出方が気に入っています。低音の量が多すぎてモコモコするようなことがなく、歯切れがよい感じなのでROCKやPOPS向きでしょう。装着感も人によりますが、2時間以上装着していても痛みなどを感じることはありませんでした。そこそこコンパクトで軽く、音漏れも少ないと思います。この機種特有のものではないのですが、ケーブルがないのはとてもいいですね。開放感があります。特にショルダーバッグなんかはたまに引っかかったりカナル型のイヤフォンにありがちなケーブルのタッチノイズなんかもありますが、そこを気にしないのはとてもGOOD!! 今の時期は耳の冷たさも解消できますよ(´^ω^`) またイヤフォンとの比較ではやはりドライバー(スピーカー部分)が大きいので音の広がりや迫力は出ますね。これも非常に気に入っています。
結論からいうと総合的な満足度は高いです。
AV(オーディオビジュアル)の世界は上を見てもキリがありませんが、この価格帯でのBTヘッドフォンの中では総合力で優れていると感じました。この寒い冬、耳当て代わりにヘッドフォンで防寒、そして音楽で気持ちを上げてみてはいかがでしょうか?
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