今回は私の価値観をご紹介するとともに沖縄は那覇の観光プチ旅行記です。
私はこれまで例えば飛行機に乗るような遠方地への旅行はせっかくだから2泊あるいは3泊しないともったいないという考えでした。少し極端に例えればハワイに行くのに一泊 あるいは日帰り(可能であればですが)というのは少しもったいないというもので、おそらく多くの方が同じような感覚をお持ちのことと思います。
ところが昨今は格安航空会社(LCC)も台頭し、また様々な旅行支援やセールの施策によりいつまでもそのような認識でいるのはもったいないと考え方を改めるに至り、さっそく先日行われたANAの70周年セールを利用して突貫で那覇を拠点とした沖縄南部の観光をしてきましたが、これが思いのほか充実した満足感の高い旅行になりましたのでご紹介したいと思います。
沖縄突貫ツアーの中身
沖縄には2泊3日の訪問でしたが1泊目は実質現地への移動のみのため、1泊2日に近い行程です。
ちなみに旅行先、旅行目的は人ぞれぞれなので参考程度としていただきたいですが、もし貴方が歴史や文化、映えるスポットに行きたいなら今回私が訪問した先は自信をもっておすすめできます。沖縄といえばビーチリゾート、マリンレジャーというイメージもあるかと思いますが、あえて夏を外し、過ごしやすい気候の中での観光も今回やってみてとても充実して楽しむことができました。
1日目(夜)那覇到着
初日は夜に那覇空港につきましたので基本的には食事をしてホテルに泊まるだけです。
ホテルは安さだけで言えばいくらでも選べましたが主な条件として
- 時間に縛られず食費も安くあげたかったので素泊まりかつ周辺に手ごろな飲食店があること
- 空港でレンタカーを借りるので空港まで無料送迎があること
- 疲れを癒すための大浴場があること
を満たすものの中からチョイス 今回はホテルサンスイさんにお世話になりました。
食事はまったり散歩しながら事前に下調べすることなく気の向くままにお店の暖簾をくぐりましたが、結果大当たりで大変おいしくいただきました。ちなみにお店の名前は「ししいゆ」さん 地元の常連さんなどで盛り上がっており、やはり地元の方が火曜お店にハズレは少ないなあという印象 お店の帰りに朝ごはんをコンビニで調達することにしました。
(ホテルのビュッフェは高いのとあさイチでレンタカーを借りに行くので歩いて空いている食堂を探しに行くよりはコンビニでさくっと済ませた方がベターと判断)
ホテルに戻った後は大浴場や屋上のプールとラウンジで夜景を見ながらまったりしたりとそれなりにリゾート気分を味わうことができました(さすがに4月の夜は寒い)
寝るだけと思っていましたがホテルで楽しい時間を過ごましたのでうれしかったです。
2日目 レンタカーを借りて観光三昧
2日目 1日フルに使えるのはこの日のみ 有意義に過ごさなければ・・・というわけで起床後 昨日のコンビニ飯をさくっとたいらげホテルの無料送迎バスで空港に行き、そこでレンタカー会社の無料送迎バスに乗り換えてレンタカーの借り受け手続きです。
レンタカーを借りた後はいよいよ観光開始 主なルートは以下の通りでさくっと紹介します。
① 具志川城跡
ホテルからは車で約40分ほど
喜屋武岬の近くにある沖縄本島最南端の城で、海食崖断崖に囲まれた得意な地形の上にあります。太平洋が一望できる絶景スポットで国の史跡にも選ばれています。海と空の青さ、緑の草原 白い石垣のコントラストが美しく、まず千葉ではおめにかかれない風景で、いつまでも眺めていたい景色でした。
② 奥武島で早めの昼食
具志川城跡から車で約30分
ここの名物は衣が厚めのさくさく天ぷら「沖縄天ぷら」が有名。やはりご当地メニューは欠かせません。今回は有名店でもある中本鮮魚店さんの沖縄天ぷらをご馳走になりました。またそのほかに魚めし屋さんで海鮮いなりをご馳走になりました どちらもとてもおいしかったのでおすすめです!
③ニライカナイ橋で理想郷のような絶景を楽しむ
魚めし屋から車で約15分
このニライカナイ橋もこの地でしかみられない絶景スポット ちなみにニライカナイとは沖縄や鹿児島の奄美地域では理想郷を意味する言葉として伝わっていおり、この場所ではニライ橋とカナイ橋の二つの端で構成されています。車で訪問した場合、その名に恥じぬ絶景のドライブを楽しむことができます。また近くの展望台からは海と森の上に浮かぶようなニライ橋とカナイ橋を一望できるスポットになっています。
④ 玉泉洞
ニライカナイ橋から車で約20分
国内屈指の規模を誇る鍾乳洞 地底の水が青くライトアップされ幻想的な美しさです。
なお玉泉洞窟はおきなわワールドという観光施設内にあるため、時間に余裕があれば洞窟以外の施設を楽しむのもありです。
⑤ ガンガラーの谷
玉泉洞がある沖縄ワールドに隣接されており、徒歩数分で移動できます。
こちらは原始の姿を今に残す森の中の散策ガイドツアーがおすすめ ツアーガイドさんがわかりやすく魅力を伝えてくれました。クライマックスは日本人の祖先ともいわれる港川原人が発掘された洞穴と大きなガジュマルの木。洞窟は環境的に当時の地形の姿を残しているといわれ、人が住むには適した環境でもあるとのことで、実際に発掘調査では人が生活していた痕跡が見つかっています。当時の人々の暮らしに思いを馳せるのもまた一興ですね。いまでも調査は続いていますので今後の調査の進展にも期待したいところです。今回は夕方に近くになったこともあり洞穴の中に幻想的な西日の斜光が差し込んでくれました。(ほかのお客様が写っていたので写真掲載は控えます。)
⑥ 瀬長島ウミカジテラス
ガンガラーの谷から車で約30分
今日の最後にやってきたのは瀬長島ウミテラス 2015年に新しくできた施設で白を基調としたおしゃれな建物と青い海の組み合わせは地中海のリゾートを思わせる雰囲気です。施設にも個性的でおしゃれな店が並びます。ここは沈む夕日と那覇空港を行き来する飛行機のコラボを楽しむことができました。
様々なお店が入っていますが、個人的なおすすめは他ではなかなか味わえないできないハンモックカフェ「ハンモックカフェ ラ・イスラ」でのハンモック体験。日が落ちれば那覇市内や空港の夜景も楽しむことができます。カップルで行くのがお薦めです。
最後はホテルに戻り最上階のプールやラウンジで夜景とお酒を楽しみながらのリゾートで優雅に一日をクローズできました。明日は最終日です。
3日目 絶景と史跡めぐり
今日は3日目 帰りは夜の便ですが、道や空港の混雑、レンタカー送迎 土産の購入などにも時間を要することから15:00までにはレンタカーを返却することを目標にしました。
⑦ 金城ベーカリー
この日は朝からレンタカーを使えることと、昨日ほど予定を詰めていなかったのでコンビニではなくお店に入りゆっくり朝食をいただくことにしました。とはいえホテルの朝食はお高めということもあり、今回チョイスしたのはホテルから車で約30分の金城ベーカリーさん。創業は1952年という地元で愛される老舗のパン屋さんです。
ここはパンのバイキングサービスをやっているちょっと珍しいお店。値段もドリンクバーがついて825円とリーズナブル 一部対象外もありますが店内のほとんどのパンが食べ放題となりますので食べ過ぎ注意のお店です。
地元でも人気店らしいのですが訪問したときはお客様はほとんどおらずにゆったり過ごすことができました。 勿論パンもおいしかったですしお店の方も接客も素晴らしいものでした。
ちょっと注意したいのが駐車場の台数が5台ほどしかないので満車のケースがあるのと訪れる道(那覇糸満線)が結構渋滞していましたので多少時間の余裕は見た方がよさそうです。
⓼ 首里城
言わずと知れた世界遺産。金城ベーカリーから車で5分の近さです。
現在は公開されてはいるものの2019年の大規模火災の修復中となっており、その様子なども見ることができるようになっていて修復が終わればこれはこれで貴重な風景となるのかもしれません。
さすがはかつての王城 周囲を一望できる風景は素晴らしいものがありました。
⑨ 金城町の石畳の街並み
首里城から徒歩数分
琉球石灰岩の石畳が敷き詰められた風情ある街並みを楽しめるスポットです。
ただし観光名所であっても今でも一般の方々が住まわれていますので騒ぎすぎたりしないように配慮が必要です。ゆったりとした時間を楽しみましょう。
⑩ 旧海軍司令部壕
第二次世界大戦時、旧日本海軍の司令部として使われた地下壕が貴重な戦争遺跡として公開されています。当時沖縄では住民も巻き込んだ大規模な戦闘が行われたことは多くの方がご存知のことと思いますが、実際にその場所に訪れ、数々の写真や遺留品などを見ることでその当時の状況などをより現実的なものとして感じることができます。
お気楽な気分で観光する場所ではありませんが忘れてはならない歴史であり、それを知る意味でも有意義な施設ですね。また周辺は公園として整備され、見晴らしもよいので散策するにも良い場所だと思います。
⑪ 波上宮
旧海軍司令部壕から車で約15分
いよいよこちらが今回の旅行で訪問する最後の観光先です。その名の通りビーチを見渡せる高台にあり絶景スポットとしても有名です。
近くの波の上ビーチは那覇市内で唯一の海水浴場となっていますが、国際通りや空港などともアクセスが良いため、何かのついでなど隙間時間でちょっと立ち寄るにも良い場所です。
神社にお参りをした後は車を移動するようにしましょう。一緒にビーチでのんびりしたいという方は近くにコインパーキングがありますのでそちらを利用するとよいと思います。
マナー モラルを守るようにしたいものです。
⑫ まるや食堂
そしてすべての訪問先の最後は少し遅めのランチ
波の上宮の一の鳥居の近くにあるまるや食堂で沖縄そばをいただきました。まるや食堂さんは昭和レトロの雰囲気もある素朴な大衆食堂という感じで、なつかしくも居心地のいいお店でした。
もちろん注文した沖縄そばも大変おいしくいただきました。お値段がリーズナブルなのも良心的です。
以上で予定していたすべてのスケジュール消化!このあとはレンタカーを返却し、空港でお土産を購入したあとラウンジでまったりして家路につきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?絶景と歴史を楽しむ沖縄実質1泊2日の旅
千葉に住む私にとって沖縄は遠く費用も時間もかかる場所ででしたので行きたくてもなかなか腰が重かったのですが、各種旅行支援やセールなどにより、そのような場所でもフットワークよく思い立ったら旅に出ようと思えるようになりました。
場所やプランによっては今回みたく10か所以上訪問することができるのですから旅行好きな方は機会を見て行動しないともったいないくらいです。
実際に計画するにあたり主なポイント2つあって
まず1つ目は移動範囲を限定することです。
短期間の旅行は効率がより重要になりますので今回の旅行も車での移動時間はほぼ30分以内にしています。もしこれが県の北部まで観光範囲を広げていたらこうはいかなかったでしょう。なるべく一筆書きを描けるようにするといいかもしれません。またついついあれもこれもとなりがちですが、そこは心を鬼にして?行きたい場所を厳選した方がよいでしょう。
そして2つ目は気候が良い時期を選ぶということです。
沖縄といえば夏のイメージもありますが、海水浴などマリンレジャーを楽しもうとしない限り夏に行く必要もありません。(もっともサーフィンなどは通年楽しめるかもしれませんが・・)
今回は4月の訪問で海水浴もしていませんが、青い海、白い砂といった沖縄らしさというものは十分に感じることができましたし、移動の多さは疲労にもつながりますので酷暑の時期ではここまでフットワークよく動けなかったかもしれません。また春であれば台風の心配も要りません
限られた人生の時間 「いつか行こう 「長い休みがとれたら」 ではなかなかその機会は訪れません。これまでの考え方を捨て、時間とお金の許す限り行きたいところには積極的に足を運び人生を楽しいものにしていくことがより大切だと考えるようになりました。
各種支援やセールががある今、考え方を変えるのにはよい機会だとも思います。
旅行好きな皆様はぜひご検討なさってくださいませ。
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