今回は前回エントリーした日常生活で取り入れたスマート化の中の一部を取り上げる形になりますが、アップルのHomeKITに対応したスマート電源タップ「MSS425FHKJP」を導入してみた結果、これまた快適に制御がおこなえるようになったというところをご紹介したいと思います。
アップルが提供するスマートホームのプラットホームのことで、この規格に対応している家電製品や電子デバイス等であればアップルが提供するHomeアプリから制御が行えるようになります。
Homekitを導入するメリット
例えば我が家に導入しているNatureREMOやSwichBotはそれぞれのメーカーが開発してしているものなのでグーグルホームなどスマートスピーカーには共に対応していても制御自体のプラットフォームは異なるため、スマホから設定や操作を行おうとするとそれぞれのアプリを入れて行う必要がありますが、Homekit対応製品であればアップルのHomeアプリから一元管理が可能となるメリットがあります。
(もちろんそれぞれのアプリからも設定や操作は可能です))
またアップルの提唱している規格だけに同社のデバイスとの親和性の高さからくる快適性、信頼感はあるものの逆にいえば現状は単体で導入してもそれ以外のメリットは見出しにくいかもしれません。例えばHomekitだけがもつ特別な機能はありませんし、メーカーから供給しているアプリで完結するのであればそれで十分とも言えます。Homekitというプラットフォームで様々な制御を連携させて一元管理する そのような運用を想定するのであればよりメリットが生かされてくると思います。
MSS425FHKJPとは
上で触れたようにスマート電源タップです 家のWi-Fiネットワークに接続することで電源のON-OFFをスマホなどから遠隔操作が行えたりスケジュールでの動作設定が可能になります。
下記は基本的な製品仕様です
定格入力 | 90-125V~, 50/60Hz, 15A |
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定格出力 | AC:90-125V~, 50/60Hz, 15.0A USB:5V ⎓ 2.4A for 1 USB port / 4.0A for 4 USB ports |
差込口 | AC:4個口, USB:4ポート |
外形寸法 | 約28.0 x 4.5 x 3.0 cm (コード除く) |
コード寸法 | 約1.8m |
WI-FI | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz帯のみ) 1T1R |
WI-FIセキュリティ | 64/128 bit WEP, WPA-PSK/WPA2-PSK |
動作環境温度 | 0℃ ~ 40℃ |
保管環境温度 | -40℃ ~ 70℃ |
動作環境湿度 | 10% ~ 90% |
保管環境湿度 | 5% ~ 90% |
同梱物 | スマート電源タップ× 1 取扱説明書 ×1 |
対応OS | iOS 9以降, Android 4.1以降 Wi-Fi環境 HomeKit対応verの場合 iOS 13以降 |
認証 | Telec, PSE |
まあ、あんまりこれといって特別なものはありませんが一応外観などご紹介します。
MSS425FHKJPを導入した目的
制御の対象としては自室にあるデスク周りにある機器やUSB機器の充電に使うことを目的としました。
もちろんそれだけであれば必ずしも本製品を使う必要は無く、その他のスマートプラグでも可能ですが、製品として気に入っていたことやHomekit製品を試してみたいという意図も正直あり導入に踏み切りました。
特に気に入っていたのが回路数やサイズがちょうどよく、特にUSBの充電回路が4回路もあり、一括ですが電源のON-OFFができることが気に入っています。充電回路に電源が入りっぱなしですとわずかですが電気を食うのでこれが切れる多少なりとも電節にもなります。
使ってみた感想
まあスマートプラグなので特別な感想は無いとえば無いのですが、それでも結論から言えば買ってみて正解でした。とにかく細かなストレスから解消されたというのは大きいですね そのあたりも含めもう少し掘り下げてご紹介します。
Homeアプリへの登録が楽
とにかくHomeアプリへの登録が楽です。
Iphoneのカメラで機器に表示されているコードをスキャンするだけでHomeアプリに登録されます。
このあたりはさすがアップルといったところです。アップルTVやHomepodもそうなのですが本体とIphoneを近づけるとペアリングして基本的な登録などをやってくれるのはよく考えられています。(HomepodはIphone自体がないと設定できないという思い切った仕様です)
まあこのような簡単に登録できるシステムはHomekit対応製品に共通しているらしいので、この製品ならではのレビューとしては適切ではありませんね。それにアップルユーザーとはいえHomekit対応をマストとして考える必要性はないとは思いますが、手軽さや使いやすさを考えると多少割高でも積極的に検討する価値があるがあると個人的には思いますので取り上げさせていただきました。
各コンセントの名称などはMerossの専用アプリからの登録になりますが、それがHomeアプリに反映されます。またMerossのアプリから単純なON-OFF動作やスケジュール動作もそれぞれ設定できますが、できるならHomeアプリで一括で制御したほうが、将来ほかの機器と組み合わせることも視野にいれた場合も考慮すると楽だとは思います。
動作は早く快適
私の場合基本はHomePod miniから「HeySiri」の音声コマンドで操作するのですが、なかなか反応が早いなという印象です 声を出すとすぐに反応して動作してくれます。
電源回路のON OFFのみなので制御が単純というのはあるのかもしれませんがそれにしてもスムーズで個人的にはスマホアプリを操作するより音声が違和感がなく楽です。
今回の電源タップは音声操作の場合Homepod miniからタップへ直接信号が行きますが、例えばNatureREMOやSwichbotの場合は一度それぞれのリモコンやHUBを通しますのでこれに関しては信号の経路的もHomekitほうが物理的に短いため有利な影響はあるのかもしれません。(我が家の場合Homepod miniがハブになっています。)
また以下は本製品だからというメリットではありませんが、特に私が使っているデスクライトやスピーカーにはダイヤル式のスイッチを回して明るさや音量調整を行うのですが、その場合特にスイッチを回して操作するよりわずかですが、しかし明らかに楽です。なんせ明るさや音量を都度調整する手間から解放されるんです。
ちなみにスピーカーはBoseのCompanion2、デスクライトは山田照明のZライト208を使っています。二つともお気に入りの製品ですのでお勧めさせていただきます。
あまりブログでご紹介の機会はなかったのですがデスクツアーなどもしてみましょうかね・・・・需要があるかわかりませんが💦
脱線ついでにお話ししますと机の周りってPCやモニタの他にも人によってはいろんなガジェットや電気製品があったりしますよね そしてそれらを操作するのはライフスタイルによりますが結構な頻度だったりしませんか? 私の場合は立ち上がって照明のスイッチを回す スピーカーの電源を切る PCモニターの電源を切る これらはほぼ毎日のことでをひとつひとつスイッチを操作して回るのが意外と面倒に感じたんですよね。 これらが音声により制御で一括で操作できたりするのがすごーく魅力的に感じましたし実際楽です。
いまのところ具体的な予定はありませんがこれからも多少の割高でも機会を見てHomekit製品を導入してみたいと思えるようになりました。
ただ多くの方が指摘していますがHomekit対応製品については徐々に増えてきてはいるものの現状あまり多くはありませんし、海外メーカーのものが多いこともありなじみが薄く高額な印象です。Merossさんには申し訳ないですが、例えばこのような電源タップといえばサンワサプライやエレコムさんなどのほうが日本では一般的にはメジャーですよね。
そのほかなかなかHomekitが普及しない理由の一部にスマートスピーカー一つとってもアップルはまだGoogleに遅れをとっておりHomekit規格の独自性が高いためアップルの世界的なシェアを考えるとサードメーカーが参入する優先順位が高くないのではないかといった声もあります。
日本で普及させるためには上でも書かせていただいたサンワサプライさんやパナソニックや日立などの日本で著名な大手家電メーカーの参入がひとつのカギにはなりそうですが果たしてHomekitが今後どこまでシェアを伸ばしていけるのかは課題となりそうです。
スマート化の進化と課題について
スマート化 確かに便利で無いよりあったほうが良いという結論にはかわりませんが、反応の早さ、自然さは大切ですね 使っていて気持ちがいいです。
ただスマート化全般に言えると思いますが、このような技術はまだ黎明期といってもいいのかもしれません。今後より複雑な制御もできるようになってくると思いますが、課題の一つとしては人間とのインターフェイスとして自然なレスポンスがあるということも大きいと感じました。
具体的には人に話しかけているような感覚といいましょうかそばにいる人に「ねえ、電気つけて」
みたいな感じになればいいのかなと思います。その点では「OK Google」「Hey Siri」などと呼びかけるところは現状やむを得ないかもしれませんが不自然さが残りますね。
「アレクサ」くらいなら言いやすいですし人の名前感もあるのでまだいいかなあと個人的には感じます。
また逆に音声を正しく読みとらない 読みとっても反応するまでに1テンポも2テンポも時間がかかるようであれば逆にストレスの元にになると思います。
他にはスマートスピーカー周辺が騒がしいときうまく聞き取ってもらえないこともあります。
そういう時は少し大きな声をだしたり例えば原因がTVの音であれば一時的にその音量を下げたりする必要もあります。まあ人に話しかける際にはそのような配慮が必要だととは思いますがスマートスピーカーはよりシビアな印象です
細かいですがこのあたりの感覚的は使ってみないとわかりませんしカタログにある仕様などには表れにくいところなので気になる方はユーザーレビューなどは確認するようにしましょう。
ただ人間は課題が見つかっては改善を繰り返して進歩してきましたので今後に期待したいところですね
Homekitも含め今後スマート化がどのように進化していくのか非常に楽しみです。
ちなみにSiriではしりとりが使えるようになっていました!
この手の技術は気がつくといつの間にか進歩していますので今後のさらなる発展を期待したいと思います。
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