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高齢である両親の引っ越しをサポートしました

今日は少し毛色を変えて高齢者の引っ越しの話です。
実は私の両親が某東北地方に住んでいまして急遽こちら(千葉県)に引っ越すことになったのですが、
いかんせん本人がなかなかこちらが来られない状況のため私が中心に引っ越し手続きなどを行うことになりましたので今回はそのことなどについてご紹介したいと思います。

高齢者の住まいを考える

今後さらに少子高齢化社会が進んでいき、生きていれば皆年をとりますが、その時に課題の一つとなるのが住まいの問題。

本人が希望する快適な住まいで安らかに一生を終えることが理想ではありましょうが身も蓋もない言い方をしますとその形に一般的な正解はありません。

また本人の希望はあってもおかれる環境や事情は人それぞれで、例えば家族構成や健康状態、不動産の有無などによっても考え方は異なってくるとは思いますが、今回の記事はその中の一つの事例として参考にしていただけたらなと思います。

高齢者の引っ越しにあたって私が考えたこと

ちなみに私と両親の状況は

  • 私は賃貸住まいで不動産無し
  • 両親は土地は親せきから借りており建物のみ保有
  • 両親とも健康面は特に問題はなく介護などの必要はいまのところなし

といった状況です

引っ越しのきっかけは?

両親は当然仕事は引退していますし当然転勤などの要因ではありません。何があったのかと言いますと・・・

  • 庭の手入れや冬季の雪かきなどが体力的に厳しくなってきた。
  • 年齢的に車を手放したので両親が住む環境では日常の買い物が不便。
  • 田舎にいる両親の兄弟や親せきも高齢で他界される方も多く孤独感を感じた。
  • 住んでいる家の設備の老朽化が進みリフォームの時期に来ていた。

といったところです。
どれも本人たちにはそれぞれが深刻だったようですが特に田舎ゆえに車がない日常生活はかなり不便だったようです。
電車やバスの本数は少ないので病院や買い物も半日 あるいは1日かかりになることも多く、加えて雪の季節になるとその交通インフラも不安定になることで日用品などは一回の買い物で多めに買いだめていたいので荷物を運ぶのも大変ということでした
また住居の水回りや床暖房でも不具合が出始めており、特に冬場に暖房が壊れては死活問題です
車がなく経済的にも立地的にも家の設備が壊れたからホテルや銭湯にすぐ避難というわけにもいかない環境ですのでトラブルが深刻化する前に引っ越しをしようという決断になったそうです。

引っ越しのプロセス

まず引っ越し先の住まいについてはマンションや2世帯住宅も含め不動産の取得は考えませんでした。
理由は両親とも先を考えてもリスク資産である不動産を購入するほどの理由が見いだせなかったことと、引っ越し時期を早めることを優先したため不動産を買うには検討時間があまりにも足りなかったことが挙げられますが、加えてもともと両親は私たち夫婦との同居には否定的(こちらに迷惑をかけたくないので極力自活する)な考えでいたことは挙げられます。

ということで賃貸物件探しをすることになりましたが上記のとおり両親がこちらに来ることができなかったので基本的には物件選びや契約は手続きは私で行うことしました。個別には以下のような感じです。

引っ越し先の選定

両親からおおまかに地域や家賃、広さなどの条件の目安を聞き出して、それにあう物件をこちらで探して内見することにしました。内見の際はさすがに両親本人の目で見てもらいたかったので今回はTV電話でみてらもらうこととしました。

各種契約について

家の賃貸借や水光熱も含め引っ越し作業以外の各種契約については両親ではなく私の名義にすることにしました。
先々を考えるとその方が楽であろうという判断です。特に賃貸契約は高齢の両親よりその方がやりやすいだろうという考えもありました。

引っ越し作業について

引っ越し作業やその契約については両親に任せましたが、引っ越しの際に処分するのであらたに必要になるものについては私が購入して準備することにしました。今は楽々パックもあって全部おまかせにもできるのですが、高齢になると覚えが悪くなるので両親は自分でしっかり覚えながらやりたいということで大物だけ運んでもらい日用品は自分で梱包して引っ越し後も自分で整頓していましたね。それでも引っ越し後はどこに何を仕舞ったか混乱したそうです。💦

とにもかくにも私としては両親が入居する日にまでには滞りなく生活ができるようにライフラインや生活家電などの手配を行うことに注力する感じでしたね。

物件探し開始も高齢の壁に当たる・・・

探し方としてはWebサイトなどからめぼしい物件を探して問い合わせをするまあ普通のパターンで探したのですが、実際に具体的に問い合わせなどをするとやはり入居者が老夫婦のみとなると断られることが多い現実にぶち当たりました。
仲介業者は複数あたってみたのですが同県内に息子夫婦が住んでいる、あるいは息子の名義で契約する、見守りサービスの契約を条件にするなどいろいろ掛け合いましたが、想定していた以上に
難色を示すオーナーさんが多かったです。
もちろん自分がオーナー側に立てばその気持ちもわかりますし、こちらも低層もしくはELV付き、買い物環境などなどの条件もつけたせいもあるのですが、これはもう仕方ない感じですね。もちろん選択肢はゼロではなかったのですがかなり少なかったです。
中にはシニア相談可といったうたい文句がある仲介業者さんもあるにはあるのですが結局はオーナーさん次第なんで過度な期待は禁物といった印象を受けました。

URという選択肢にたどり着く

いろいろ選択肢を広げる中でURであれば高齢を理由に断られることがないのことがわかりましたので
どうにかそこで契約しました。ちなみにURはバリアフリーに配慮したシニア向けの設備がある物件も取り揃えていますので一度検討する価値はあると思います。少なくとも入居が老夫婦であるなど年齢を理由に断られることはありません
(ただし一般の民間ほど空き物件は多くない印象で、結局今回はシニア向けではない普通の物件を契約しました。)
またURは保証人や礼金のほか更新が無いのも手間がなくていいですね。
そのかわり収入の証明が必要だったりしますし審査はありますが・・・

URって何?

独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が管理する賃貸住宅で、全国に約71万戸あるそうです。「U「UR」は、都市再生機構(Urban Renaissance Agency)の略称(AがないのはURAになると少しイメージが悪くなるからでしょうか。。。)上でも書きましたが保証人や礼金、更新 仲介手数料が無いという点がセールスポイントで、今回探してみてわかったのは意外にも物件のレパートリーが広いんですよね。上記都市再生機構で一元管理をしていますので物件オーナーごとに対応が違ったりすることはありませんし、管理区分も明確でや修繕なども計画的に行われています。普通の仲介業者さんや不動産がダメということはないのですが、少なくとも当たり外れは少ないのかなという印象です。

特に嬉しかった高齢者向け物件

今回は残念ながら条件にあう物件はなかったのですが、とにかくバリアフリー対応などの高齢者や障害者などにもやさしい住まい物件があるということです。普通の民間の物件ならここまで踏み込んだ企画はできないと思いますので同じような悩みがある方は全国に営業所などはありますので是非当たってみていただきたいです。

UR高齢者むけ住宅のサイト

そのほかにもIKEAやMUJIとのコラボ住宅があったりしますし、手続きをすれば家賃でPontaポイントもたまるサービスもあります。これは知らなかったので意外でした。

いざ内見

内見には私自身はもちろん現地に入りましたが、上で書いた通り田舎の両親はLINEのTV通話を使用しました。この部分においては本当に便利な世の中になりましたねぇ。やはり間取り図だけでは不安です。日の当たり具合や内装のディティールはなかなか把握できなかったり、まあなんだかんだで結局はピンとこないといった感じになりますのでカメラの映像越しでも一度現地を見ておくということはやはり必要だなと感じた次第です。
このような技術がなければ写真やビデオカメラで撮影したものを後から送ってみてもらう形になったと思いますので、そうなると郵送代や時間も要することになりますからもどかしい感じになりそうです。

広角の罠に注意
高齢者という話から外れますが、物件紹介の写真や映像については極単に広角レンズが使われていないかを気にしてみてください。
広角だと一枚の写真で多くの範囲を写せるメリットはあるのですが、必要以上に部屋が広く見えます。

できれば部屋の間取りのサイズもふまえて写真をみるようにしましょう。
画角やレンズの焦点距離まで物件の紹介写真に気際してあることはないと思いますが、画面の周囲のゆがみが大きいようであれば広角レンズを使っている可能性が高いです。
例えば6帖の部屋を見ているとした場合、自宅にも6帖の部屋と見え方の印象を比較してみてください。内見している部屋は家具などがないのでなおさら広く見えるはずです。

なので内見などの際は写真は広角で全体を見せつつ標準の画角でも撮影してかつ気になる各所のサイズはメジャーで図った方がよいと思います。

アイフォン11の超広角を使って撮影した6畳の部屋の写真です。

またこれも高齢者の住まい探しからは外れますがコンセントは多いにこしたことはないですね。
今はITガジェットも多いので特に築年数が古い家はコンセントが少なくてOAタップだらけになることも・・・

ライフラインや保険を契約

物件が決まれば入居日に併せて電気 ガス 水道 火災保険の契約です。
水道はいいとしてガスや電気が今は自由化になっているのでこちらで探さなければなりません。
選択肢があるのはいいことですが、正直大変でした。
というのも記事を書いている当時は社会情勢上原油や天然ガスの値上がりで新規受付停止している業者も何社か確認されましたし、値上げしている業者も多く確認されました。
特に契約内容に気をつけないと東京電力や東京ガスなどで契約するより高くなることも考えられます。
まあ、支払うのは両親ですし東京電力 東京ガスで契約しておけば無難なのかもしれませんが
やはりポイント還元や単価なども考えてしまいました💦(せこい)
ちなみに上にも書きましたがURであれば家賃の支払いにポンタポイントが還元されるのでURで契約される方はご検討ください 価格にもよりますが固定費ですし、何もしなくても毎月一定のポイント還元があるのは大きいですよ。
火災保険もピンキリなので予算と補償内容をお互いにしっかり整理しましょう。

またすべて上でも書いたようにライフラインは私名義での契約でしたので私にとっては契約先が増えることになりますがその手間暇さることながらその事柄が相手先にうまく伝わりませんでした。
というのも中には引っ越しにともなう契約切り替えなどと勘違いをされる業者さんが多かったのです。新規で契約を追加するいうことをしっかり伝えないとあとあと面倒なことになるかもしれません。
ちなみに某電力会社は途中までその手続きで進んでいてて慌てて巻きなおしたこともあります

家電や家具をそろえる

平行してすすめたのが家電や家具をそろえることです。冷蔵庫くらいならまだしも、そのほかの家電は好みもあるので選ぶのが難しかったのですが、両親には最低限の要望だけ聞いてあとはお任せしてもらいました。
なかには聞き間違いや勘違いもあるのでこちらで買うものはあらかじめ買い物は記録に残したてお互いに共有した方がいいです。 まあ当然といえば当然ですね。

優先順位を整理しつつ手配

中でも洗濯機やガスコンロ 冷蔵庫といった生活必需品ともいえる家電は入居前に用意してあげたほうが良いのでそれは納期優先で手配しました。
当時コロナウィルスの影響に加えてウクライナの戦争などで中には気に入った製品なのに納期の目途がたたないケースもありました。
何を買うか決めるときには第二希望 第三希望まで決めておくか、必要な機能や仕様などは事前に相談しておきましょう。

家電や家具が来る前にやること

気を付けたいのは家具を配置する前にカーペットなど床に敷くものは当然手配を忘れないようにしましょう。我が家はコルクマットを手配しました。
当然それらを敷きこむときや特に冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を設置する際は電気や水道は使えることが望ましいので開通の日付をふまえて契約しましょう。さらに後々のために部屋の内装や設備に傷や不具合などがないかこの機会に確認しておくことをお勧めします。URでは事前にチェックするためのシートを渡してくれます。
またマストではないですが家具や家電の設置にともないごみも出ますので自治体指定のごみ袋の手配や工事の立ち合いもあるでしょうからトイレットペーパーや軽い食料などもあった方がいいです。(近所にコンビニや飲食店などがあればまあいいですけど)

引っ越し当日までにやっておいた方がいいこと

マストではないのですが以下は確認。あるいはやっておいた方がいいと思うことです

  • 合鍵の準備
  • 家賃引き落とし口座情報など各契約先に関する情報のとりまとめ 一覧化
  • PASMOの用意

契約者は私ですが、1回目の緊急連絡はできれば両親からダイレクトにやってもらった方がいいので特にそのあたりはお願いする代わりに事前に一覧化しておいた方がいいです。
家賃引き落としは私名義の口座になるので両親が家賃を払うのであれば口座情報の明記や、楽をするのであれば自動振替の手続きなどもやっておいた方がいいです。
田舎の両親はクレカはありますが電子マネーをもっていませんでした周辺環境からバス移動も多くなるので都度小銭を用意しなくてもいいようにPASMOがあった方が楽で、できればオートチャージを設定すると親切だと思います。オートチャージとパスモの引き落とし先はカード年会費もかからない西武プリンスカードのクレジットカードを作りました。当然クレカの引き落とし先は家賃の口座です。

とまあこんな感じで引っ越しとその事前準備を終えました。

まとめなど

これはたまたまの要素があるのですが、物件は思ったより広いという評価がありました。
まあ、いくら親子とはいえこちらにお願いしていた手前不満たらたらということはないでしょうが、それでもかなり気に入ってもらえたので一安心です。

コルクマットも水回り以外に全面敷き詰めたのですがこれが好評でクッションが効いているので座布団など敷かなくてもよくなったということです。とにかくラグマットや座布団があると掃除に邪魔ですからね。

床はコルクマットが断然おすすめ

畳であればフローリングであれ床に敷くものはコルクマットが断然おすすめです。理由としては

  • 夏場でもさらさらしている水や汚れに強い
  • 冬は暖かい
  • クッションが効いているので足や膝の負担が少ない
  • 掃除がしやすい
  • ダニなどの心配がほとんどない(ただし畳に敷く場合は少し注意)  

などが挙げられます。両親は今まで使っていた座布団がいらなくなったし掃除も楽になったて膝の痛みも治って大満足でした

それから引っ越しとは直接関係ありませんがこちらからプレゼントしたシャークの掃除機は思いのほか大好評で大満足してもらえましたね。もともと母親は掃除が好きだったということがありますが・・・

またこれまで両親はまったく手にしていなかった交通系電子マネーにもえらく感動していました。
小銭を用意する必要がありませんし券売機に並ぶ必要もありません。
どのような仕組みなのか不思議に思っているようでしたが・・・
あとはコンビニなどのアプリの登録やネットスーパーなどの登録をやってあげることにしました。
できればキャッシュレスとオンラインをうまく使って体の負担を減らしてもらえればなと思います。
もっともバスや電車の本数が増えて庭木の手入れがなくなっただけ気持ち的にも体的にも楽になったようなので本当に一安心です。

ということで今回は引っ越しのお話でした。
おなじようなケースの方は多いのか少ないのかわかりませんが個人的にはそれなりのドタバタして疲労もありますが、なかなか貴重な経験ができたのではと前向きに考えています。

両親はいまようやく生活に慣れてきてあちこち観光に外出する機会が増えてきました。
少しでも元気に長生きしてもらうことを祈るばかりです。

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