今回は私が普段使っているアークテリクス製の二つのバックパック、グランヴィル16とマンティス26について順番に記事にしたいと思います。
バックパックについては長年気に入ったものに出会えず難民と化していたところだったのですがようやく自分の中の最適解に出会えたという印象を得られましたので日常に使えるお勧めのバックパックとしてご紹介したいと思います。
まずはグランビル16からのご紹介ですが、マンティス26とのお気に入りの共通のポイントとしてはまず収納の配置が一番。続いて適度な大きさ、シンプルで飽きの来ないデザインといったところがあげられます。
特に収納がこの配置のバックパックはなかなかありそうでないなと感じています。
それでは個別にもう少し詳しくご紹介いたしましょう。
カナダのアウトドア系ブランドで、その方面に興味が無い方はあまり馴染みがないかもしれませんが、中には本バックパックも含めタウンユースに向けた商品も展開しています。バックパックではアローシリーズがナウなヤングを中心に流行っておりまして、始祖鳥をあしらったブランドロゴを見たら、そういえば見たことあるなという方もいるかもしれません。
軽量・防水性に長けたグランヴィル16
最近自転車に乗る機会が増えまして、雨の日でも手軽かつ使いやすいバックパックを探していたのですが、ようやくたどり着いたのがこいつです。自転車と言ってもロードレーサーみたいなんじゃないですよ あくまで近所の買い物などがメインです なので電車移動や買い物などでもつかいやすいものであることが大前提の中での選択です。自転車用のメッセンジャーバックやバックパックももちろんあるんですが、トータルでの使いやすさという意味ではこのグランヴィル16が私にとっての現状の最適解となりました。
グランヴィル16の外観
それでは写真とともに見ていただきましょう。
ちなみに主な仕様は以下の通りです。
■サイズ(単位:cm):幅-約27×高さ-約46×マチ-約15
■容 量:16リットル
■重 量:約760g
■素 材:
本体:ナイロン100%
裏地:ポリエステル100%
別布:ナイロン50%/ポリエステル43%/ポリウレタン7%
今回購入した色はPilotです。
全体のフォルムとしては楕円形で余計な装飾がなくすっきりとしたミニマルデザインですが、全体の印象として大きな影響を与えているのが独特の生地で、これが高い防水性や軽量化に大きく寄与しており、別途ご紹介するマンティス26は容量以外に機能面や見た目の差別化の大きなポイントの一つになっています。
高い耐水性のある生地
この生地は製品はAC2と呼ばれるラミネート加工が施された生地で高い防水性と軽量化を両立させている点が大きな特徴です。独特の表情をしていますね。
完全防水まではうたっていませんので水没した場合はさすがに浸水すると思いますが、生地自体の防水能力はもちろん生地の継ぎ目もしっかりシームテープで覆われており、ファスナーも止水タイプを使っていますので私の経験した中では土砂降りの中で自転車を走らせても中が濡れることはありませんでしたので日常使用では中の水濡れの心配はないと思います。(生地自体は軽いのでバックの中が軽ければ川や池に落としてもしばらく浮いているかも・・)
最近はスマホやバッテリー・充電ケーブルは勿論ノートPCやタブレット、それ以外にもデジタルガジェットを持ち歩く方も増えていると思いますがこの防水性は安心感があります。
防水性が弱い鞄の場合は別途ドライバッグやビニールに入れて持ち歩いてもいいのですがさすがに煩わしいというか面倒ですね。
そういうわけでこういったコーティングのおかげで水がしみこみにくい点はありがたいです。
雨の日のファスナーの閉め忘れには注意です。
ループ
背面の下部にテールライトをとりつけられるようなループホールがついています。夜間はもちろん雨の日もなどの視界が悪い日は特に自転車の安全対策としてにはありがたいですし、ほかにはハイキングなどにもいいかもしれませんね。決してそれ専用モデルとしてうたわれているわけではありませんが、そのような使用にも耐えるだけの生地だということだと思います。
ループホール ライトを取り付けたところ
見た目やセキュリティの問題はありますが、小物などをひっかけるのにも使えそうです。
チェストベルト ショルダーベルト
背負い心地を左右する部分ですね。ショルダーベルトにはクッションが入っており、個人的には背負い心地はまずまずですが
これを売りにするかというほどではないかなと感じました。
またチェストベルトがついていますがこれは位置(高さ)を変えることができるのが大きな特徴になっていますので好みや体格による調整が効きやすい部分です。また背中にあたる部分もクッションがついています。このあたりはどうしても数値化しにくい部分で感覚や好みによるところもあると思いますので参考までということで・・・
ショルダーベルト クッションが入っています。 チェストベルト
なおこのチェストベルトは位置を変えられるので好みや体格に合わせて使用できます。
16リットルというサイズもそうですが、重量物を長時間背負うような想定はないと思いますので特別ぶ厚いクッションやサスペンションのようなものはありませんしヒップベルトも省略されていますが、このあたりはあくまでタウンユースとしての使いやすさを優先させている感じです。
専門性の高いモデルと比較して機能的に劣る部分はあるかもしれませんが、それらを装備することでゴツくなったり重くなったりで逆に使いにくく。なることも考えられます。
あくまで本製品はタウンユースを想定した製品だということを理解した上で評価する必要がありと思います。
収納の配置や仕切り
収納は主に3か所で、メインのほかに上部とメイン収納の外側に独立した収納をもっています。
もう一つのマンティスも同様なのですがこの収納の配置が個人的に使いやすいんですよ。
メイン収納
中にタブレットやノートPCを入れる仕切りスペースが3つあります。
手前は網目上になっていて伸縮性がありますが、深さやマチはありませんのでノートPCやタブレットを持ち歩くのであればその充電器やケーブル類を収納するのにいいと思います。
二番目がノートPCやタブレットにを収納するのに向いています。
メーカー公式によるとノートPCは15インチまで対応していますが、試しに13.3インチのノートPCを入れてみたところ下の写真のようなおさまりです。少しマチがあるので入れやすいですね。また写真にはありませんが、細かい配慮としてノートPCの収納部が鞄の底に届いていないこともうれしいポイントです。うっかり勢いよく鞄を下ろした際にノートPCに直接衝撃がいかないようにするための配慮です。※ただしクッション性はありません。
三番目は一番背中側となります
こちらもマチがありません A4までの書類などが最適だと思います
さらにメイン収納の中からこのあと紹介する外側の収納にアクセスできるのも特徴です。荷物がたくさん入っていると使いにくい部分はありますが1か所の出入口から二か所にアクセスできるのは便利といえば便利です。
上部収納
一番上は容量的には一番小さくなりますのでにスマホやモバイルバッテリーなどの小物の収納に適しています。
またそこにはキーフックがあるので鍵もつけられます。
上部収納 キーストラップはコードが赤く目立ちます 大きく開くのでアクセスは良好
外側収納
この収納はいわゆる片背負い状態でアクセスできるのがポイントです ただしマチがありませんのでここにあまり沢山モノを
入れてしまうとメインの収納が少し圧迫されてしまいますのでその点は要注意です。
また片側背負い状態では奥まで手が届きにくいのであまり小さすぎるものは取り出しにくいかもしれません。
私は財布や本、パスケースなどあまり厚みがないものを入れています。
わかりにくいですが縦の左側のファスナーです 財布を入れてみました
また全体的に鞄の中の生地の色は白系で統一されていますのでモノを探しやすいのもメリットでしたね。
実際使ってみた感想とイマイチポイント
使ってみた感想ですが、上で紹介した内容ともかぶるのですがとにかく軽くてサイズ感がよくて使いやすい 雨の日は本当に頼もしい! ですが、しかし全く不満がないわけではありません というわけでその辺もしっかりお伝えしておきます。
防水性とトレードオフかもしれませんが普通のナイロンの生地と違ってしなやかさ やわらかさには欠けます。(勿論ベルトの部分などは別ですよ)
ファスナーも止水タイプなのでふつうのものと比べるとやや硬めです。
またサイドのポケットもないのでペットボトルや折りたたみ傘などは鞄の内部に収納することになりますが、
その場合冷えたペットボトルを直接入れると結露で濡れることがありますのでその点は要注意。
断熱性のあるボトルケースなどに入れてもいいですが私はいつも断熱性のあるマイボトルを使っています。
デイパック単体では自立しない点も地味にマイナスお店などではどこかにひっかけるか立てかけておく
必要がありますね。
ということで使ってみてイマイチポイントを紹介させてもらいました。
まとめ
見た目も生地としては独特のものがありますが、奇抜な印象はありませんので通勤にも違和感がなく使える印象です。
また荷物の量にもよりますが、現実的に一泊程度の旅行にも十分使えるでしょう。
まさに徒歩 自転車 通勤 プライベート 天候、シーンを問わずオールマイティに使えるバックパックだというのが感想です。
次はマンティス26を紹介します。
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